医療特化のきっかけ
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1.生まれてから、最近までほとんどの期間、常に「お医者様」に係り、
何度も救ってもらったこと。
簡単な自己紹介をいたしますと、私は愛知県の平凡なサラリーマン家庭に生まれました。父は転勤族で地方を転々とし、最後の赴任地が福岡でした。
小さい頃から小学生位まではよく熱を出し、1シーズンにインフルエンザを2回罹患したり、原因不明の熱や下痢、嘔吐で入院したことも何回かありました。本当によく「お医者様」のお世話になっていました。そのおかげか、小さい頃から医療の大切さを実感しており、小学校の卒業アルバムには、将来の夢に「医者になること」とまで記載（本当に）しておりました。ただ残念なことに、医者になる頭は持ち合わせておらず、私立中学校に入ったは良いものの、早々に諦めてしまいました。
話を戻しますが、私は普段から怪我や病気が多く、入院も1度や2度ではすみませんでした。医療の大切さとお医者様への尊敬の念を変わらず抱き続け、小児科の先生・内科の先生・皮膚科の先生・耳鼻咽喉科の先生・呼吸器内科の先生・整形外科の先生・歯科の先生など色々な科の先生と出会い、本当に良くしていただきました。中でも、私が右肘を痛めて精神を病むまで悪くしたときに出逢ったN先生、同時期に同じく精神を病む原因となった原因不明の咳を「咳喘息」と診断、治療してくださったK先生には感謝してもしきれません。ここでは詳細は省かせていただきますが、私の人生の恩人であり今の私があるのはN先生とK先生のおかげです。
何かお力になれることはないか？と常々考え、現在の仕事にも大きな影響を受けていると感じる度に感謝の言葉だけでは足りないなと思います。そういった気持ちで「お医者様」の役に立ちたいと考えております。
2.社労士になり、入所した大手社労士法人では幸いにも、
医療機関（主に歯科医院ですが、医科も含む）を担当する機会が多く、
様々な先生とお話する中で、医療への志や考え方を聞く機会が多くあり
「1.」の理由と相まって、医科歯科の先生方のお力になるのは私しかいない。
という強い思いを持ったこと。
大手社労士法人に勤務時代、あるお医者様から言われた言葉です。
「あなたは、法律で決められているから。と言いますが、病気や怪我で困っている患者さんを、労働法違反だからといって診療しないことができますか？」また、ある歯医者様からも「緊急で来ている患者さんを見ないことなどできるはずがないよね。」私は言葉を失い、何も言えませんでした。「私は何て簡単に、何も考えずに社労士業務を行っていたのだろうか。」と、一面的にしかものごとを見ることができていなかった自分の浅はかさを恥じました。また、これは、ある先輩から教えていただいた言葉です。
「あるお医者様がこのようなことを言っていた。私は医者であり、労働者ではない。だから労働基準法は適用されない。」と。そこまでの覚悟があるのか！？と衝撃を受けたとともに、「一人の人間として、とてもじゃないけど敵わない」と思いました。このように、自分の命を賭けて、人生を削って診療されているドクターに対し、私ができることはあるのだろうか？何かないのか？と考えることが増えていきました。この時、医療機関の担当をしていた際に感じたことは、医療業に関して「労働環境が特異であること」でした。医師を筆頭に、それを支える看護師をはじめ、国家資格を持ったスタッフが多く、皆様固い信念と高い志を持ち、かつプライドも高い。これは歯科でも同じだと感じました。そのような方が多く集まるのですから、労務問題が起こらない方がおかしいと思います。また、医科歯科の先生は、高い志の基、理想の医療を提供したいと思われている先生が多くおられましたが、同時に「人」に関することで悩まれている先生も多くおられました。
3.独立開業時、顧問先のある歯科医院の院長先生から、
医療専門の鶴田税理士を紹介していただいたこと。
独立時に医療専門に特化することへの恐怖があり、決断はできませんでしたが、鶴田税理士と出会い、その考え方を学び、一緒に仕事をするうちに、やはり私の使命は「医科歯科の先生の役立つこと。お困りごとを解決し、医院に係る皆が幸せになることだ」と確信しました。
3つのきっかけの中で「私は【人】の専門家として、院長先生をそのストレスから少しでも開放して差し上げることはできるのではないか。」という考えに至りました。院長先生のお役に立つため、医療専門の社労士として、医療専門税理士である鶴田税理士と一緒に世の院長先生のため、働く労働者や、医院に係るすべての人が幸せになるため、尽力しております。
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